OMM JAPAN 2017について今回もお送りします。前回のレポートでは氷点下になって迎えた2日目の朝でレポートが終了していましたが今回はそのつづきです。氷点下の朝からスタートし、そして2日目のゴールまでをできればお送りしたいと思います。
また、その前に今回、どのような装備で僕たちは大会にのぞんだのかを、そのあたりについても装備表を後悔しながらお送りします。今回の大会では装備についても素人ながら頑張ってみましたので、こちらも記録しておきたいと思います。
今回の装備について、そして宿泊
通常1泊2日〜2泊3日の場合、自分の場合パックウェイトは11kg台でまあ「そこそこ重い」という重量かと思います。
2014年から登山を始めて徐々に荷物を減らしてはきていますが、最近は荷物を減らすという点においては色々試すのをサボっており、停滞していました。
そこで今回のOMM2017では、今まで山と道のthreeとoneをメインで使用していましたが今回は思い切ってOMMの phantom 25CLを使用しレースに挑み、変化を起こしてみました。
登山をするたびに少しずつ荷物を削っては毎回、ささやかなチャレンジを繰り返していました。今回はそんな「ささやかな」チャレンジの集大成かと思い、荷物を一気に削りました。おおよそですがパックウエイトは9.5kg(初の一桁)に収まっていました。
下記に装備表を掲載しました。興味のある方、ダメ出しいただける方はぜひご覧になっていただけたら、と思います。
OMM 2017装備リスト
・OMM PHONTOM25cl…565g
・OMM Go pod…30g
合計…595g
・バディの嫁が自作したシェルター(一部)…500g
・ペグ8本/フリーライト/Ultralight Nail Peg…72g
合計…572g
・Sleeping Bag NANGA 450FP…850g
・SOL escape biviy…155g
・MAT OMM MAT…130g
・山と道 minimalistpad…50g
合計…1185g
・レインジャケット OMM earther jacket…229g
・レインパンツ monbel バーサーライトパンツ…98g
・ダウンジャケット mont-bell(モンベル)US EXライトダウンアノラック…180g
・ダウンパンツ SAKAIYA down pants…156g
・予備ベースレイヤー TOP ibex 200ウールロンT…268g
・タイツ おたふく手袋ボディタフネス…97g
・防水靴下 dex shell…81g
・手ぬぐい …34g
・ネックゲイター アイスブレーカー…56g
・手袋 black daiamond…48g
合計…1247g
・cooker ifyouhave”Pound Cup”…74g
・ガス brs(謎の中華メーカー)…28g
・CUP プラカップ…30g
・ガス燃料 プリムスip110…200g
・ガスの三脚…23g
・ライター…15g
・浄水器…soya mini…87g
合計…457g
・コンパス …29g
・first aidキット…278g
・トイレットペーパー …30g
・携帯用バッテリー(薄くてiPhone6回充電が可能しかもケーブルが必要ない)…228g
・ヘッドライト petzl nao 2…231g
・グラウンドシート…140g
・傘 six moon designs…219g
・トレッキングポール …248g
合計…1403g
・水…2000g
・食料(行動食予備/ウイスキーを含む)…1500g
・コケネン… 118g
・その他燃料 …126g
・合計…3744g
全体合計(消耗品含む)…9203g
OMM 2017の2日目スタート
氷点下の中、凍ったテントの中でバディと各々寝袋にくるまったまま朝食を食べました。お互いに食べたのはウルトラランチ。お湯を入れてかき混ぜて食べますが、ある程度食べて残りわずかな状態で数分放置してしまうと、容器が凍ってしまいました。辛い。そしてどうしようもなく寒い。
あらためてお湯を沸かし、凍ってしまった容器を溶かします。
とにかく体をあたためないと全く動ける気がしないのでお湯を作り、ひたすら飲んで体を温めます。見た目トレランの選手の人たちが「自分の首に手を当てる」というのをやっていたのでマネしたら、結構手が温められました。
これってトレランやる人からしたら当たり前なのかもしれませんが、ちょっと発見でした。今後もマネしよう。
OMM2017のスコアショート2日目も1日目と同様に遅めのスタート。僕たちがスタートしたのは8:00-8:15(だったような)の時間帯でのスタートとなりました。ここから2日目は4時間という制限時間の中でスコアを競います。
わたされる地図とコース取り
前日と同様に地図はスタート直前にわたされます。地図が配られてからスタートまで1分程度で地図を確認しますが、思ったことは「2日目の内容として、チェックポイントが近場に固まっているなぁ。」というもの。
1日目とはかなり状況が変わり、走る人、歩く人のどちらにとっても、「ある一定の箇所に固まったチェックポイント」をどのようにクリアするか?がポイントになるレースだと感じました。僕もバディもなれたのもあり、この辺でしょ?というのを地図をわたされた瞬間に悟ってコースはすんなり決まりました。
OMMならではの藪コギ
詳細は省きますが、OMMのDAY2で頑張ったのはとにかく「いかに短い時間で決められた(自分たちが決めた)チェックポイントを取るか」ということ。2日目はとにかく時間が短いので、いちいち道を通らずに地図上では道がないところを、コンパスだけを片手に(そして地味に歩数を数えながら)攻めることにしました。
結果2日目はレース中の半分は道の上を歩いていなかったように思います。藪コギや、なんか川沿いのつらい道を歩いていました(笑)
ヘトヘトになりながらもゴールへ
そしてなんやかんやありながら、ゴールへ向かいます。今回は「自分たちが制限時間で狙えるゴールを狙ったら、即戻る」と決めていました。
ですので朝に決めたポイントを獲った瞬間に走って戻りました。バディも自分も戻る間はアゴが上がるほど息が上がりました。がなんとかゴールへ。走ったのが功を奏したのか、一瞬だけ(他の選手たちがゴールしきる前まで)全体で一位になりました(笑)。
結果は個人情報もあるので省きますが、スコアショートでは結構上位と言える結果となり、満足な内容となりました。
今回、初めての参加となりましたが、本当に「山の総合力」を試す、一年の山力を試すようなレースとなりました。
この2日間を通しても発見がいくつもあり、この毎年この発見を繰り返し、すこしずつ山の体力(?)をUPしていきたいと思います。
また来年もぜひ参加したいと思います。LITEで物足りなくなった方、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?あらたなか発見がみなさんを待っていると思います。
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