OMM JAPAN 2017 nobeyama kogenのレポートを前回に引き続きお送りします。今回はスタート序盤で気づいたミス。そしてDAY1のゴール、宿泊についてなどをお伝えします。
■目次
レースのスタートから初のチェックポイントへ
スタートしてから、まずは「遠くの高得点のチェックポイントを狙う」という作戦については変わらず、地図上の北側にある50点のポイントを狙い、歩き(少し走り)はじめました。
途中にいくつか寄ることができるポイントもあったので、これらをもし可能であれば取っていこう。としていました。
スタート地点から北に向かって歩いて行くと、本日のゴールを横切ります。まずはここにチェックポイントがあるので獲得します。
そこから少し道の外れたところに30ポイントがあるのを見つけたので、こちらも獲得して行くことに。地図をみる限りでは比較的に明瞭な道沿いにあるかとおもいましたが、そこはOMMです。簡単には行きません。
LITEとは違い(※1)、道から外れた山の中にチェックポイントがありました。
イガイガの木が生い茂っており、それををかき分け、ウィンドジャケットに穴をあけながら(!)なんとかチェックポイントを見つけました。すでに僕とバディは息切れしています。
少し山の中で迷いましたが、コンパスを頼りに道路へ出る事ができました。時間のロスもほとんどなし。
途中、「ガシャン!」と大きな音が聞こえたのでふと、道の脇の金網を見ると何とニホンカモシカとシカがケンカしていました。かなりの勢いでしたので、巻き込まれなくて本当に良かったです。危なかった。
※1…あくまで個人的な感想ですがLITEは比較的道の中にチェックポイントがある感じでした。
あらためて感じた、レースにおいての地図読みの重要性
そこから、当初の目的であった遠くの高得点のチェックポイントへ大きな道路に沿って歩いたり走ったりします。
そんな中ある異変に気付きました。それは「なんか地図が大きい」「歩いても歩いても目標が見えてこない」ということ。
そこでバディといったん足を止めて地図をもう一度見てみることに。すると、あることに気がつきました。
それは「チェックポイントの感覚がLITEと比べ広いのではないか?」ということ。
もしかして主催者の意図は「走らせよう」ということなのではないかということ。
LITEでは比較的、チェックポイントとチェックポイントが近いので「ギリギリまで回ろう」という意識が働きますが、今回は違いました。「ここまで行っちゃったら帰れないかも」という不安が付きまといました。
そのため、なるべく帰れる距離と体力を考えてバディと作戦を練り直し、コースを選びなおしました。
今回はコンパスワークなどからの地図読みも、もちろん重要でしたが、地図そのものから主催者の意図をくみ取り、レースに生かすのも大切だと感じました。
それでもなんとかDAY1のゴールへ
結局北側にあった高得点のポイントで50点を取ったあと、そこから地図上では川沿いに西から山を渡り、また東側へ。
大きく円を描くような形で最終的に4時間45分以上かけてゴールしました。
DAY1の結果は30位以内で、明日のDAY2は何とか10位台を目指そうという目標を設定し、テントの設営に向かいました。
テント場のコンディションは
宿泊ポイントを探すと、「静かにしてね」というゾーンと、そうでいないゾーンにわかれているようで、初の疲れ果ててしまった僕たちは「静かにしてね」というゾーンでテントを張ることにしました。
また、大会のホームページ、レギュレーションでは
<以下2017のホームページより引用>
※2017年大会のキャンプ予定地標高は約1300m~1400m、ひらけた牧草地帯でのワイルドキャンプを予定しています。雨天の場合は地面がかなり ”ぬかるんだ” 状態になることも予想されます。その場合はグラウンドシートだけでは対応できない可能性も高くなります。そのため大会運営としては本年のキャンプではバスタブフロア付の防水性の高いテントの使用を推奨します。
とありましたが、晴れの天気が幸いしたのか、ぬかるんでいる場所も見当たりませんでした。今回はバディの奥さんが作ったバスタブ付きのテントを持ってきましたので、全く問題なく過ごす事ができました。
※ちなみにテント場は今回は広い牧場でした。水場はありますがビールを売っているなどのホスピタリティはもちろんですがありませんでした。お酒を結構飲みたい!という方は持参した方が良いかと思います。
ULTRA LUNCHをがっついて就寝
日が落ちるにつれて一気に寒くなり、汗でぬれたシャツなどを替えてテントの中に干したりしていましたが、そうこうしているうちにすっかり夜。着替えもひと段落してご飯を食べました。
今回持ってきたご飯はULTRA LUNCHがメイン。一気に二個食べてあったまります。ダウンジャケットなど着られるだけ傍観していますがどうにもこうにも寒い。バディとお互いに話し合い、疲れていたのもあったのでホットウイスキーを1杯やって就寝。
洗礼を浴びた氷点下の朝
就寝したのが19:00位でしたが24:00にすこし寒くて起きました。そこから浅い眠りにつき、起きたのが5時。
テントの中に干してあったメリノTシャツが干したままの形で凍っており、「これはとんでもない事になった」と寝ぼけた頭で思い、ここからどうするのか…と思わず悩んでしまいました。
次回はTシャツが凍ってしまった氷点下の朝、そして装備についての説明などをお送りします。
今回の続きはこちら↓
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