雲ノ平 を目指して歩いたハイキングについてですが今回がラストです。
前回は「やっと雲ノ平山荘に到着」と言うところで終わりましたが、今回は山荘での一泊の様子と帰り道について軽くお送りしたいと思います。
雲ノ平山荘は先に言ってしまうと「年一回は行ってみたい」そんな風に思わせてくれた、すてきな場所でした。皆さんの参考になれば幸いです!
▼これまでの雲ノ平への道のり
以下からの記録は、あくまで個人で調べて体験した情報になります。実際のハイキングはご自身でも調べていただき、十分に注意して楽しい登山・ハイキングをしていただければと思います。
■目次
雲ノ平山荘に到着し、乾燥室へ案内される
雲ノ平山荘に到着。チェックインを済ますと山荘の方に「これは…結構ぬれてますね、はい、乾燥室どうぞー」と地下というか、山荘の一階にあたる部屋に案内をされました。
7-8畳程のスペースか乾燥室となっており、こちらの部屋は更衣室もあり、しっかりとした作りになっていました。
ハンガーを一人当たり2本貸し出され、こちら使用しながら自分の荷物を乾かすシステムでした。また下駄箱もあったので靴はそちらで乾かしました。
山小屋に宿泊すると、「乾燥室の存在」はかなりありがたいと思います。あるとないとでは全然違う。
雲ノ平山荘、本日はほぼ貸し切り
その後、10人以上は余裕で入るであろう部屋に案内されましたが、完全に貸し切り。
聞いたところ僕ら4名以外に本日の宿泊は一名だけ。とのことでとっても空いていたようです。
「台風も来るか来ないか」というような天候でありましたので、まぁその辺りは納得です。
部屋に案内された僕たちは布団をひいたら全員眠りについてしまいました…
少し睡眠後、ラーメンを食べて回復
1時間程睡眠を取った後、小腹が空いたので食堂で何か食べようとの事に。食堂でメニューを確認すると驚いたのが「ビールの種類が豊富である」事。
よなよなエールをはじめとして以下のビールがラインアップされており、「ここは本当に山小屋?」と考えてしまいました。これは頼まない訳にはいかない。
という事でラーメンと「インドの青鬼」を発注。冷えた体にラーメンの暖かさがしみわたりました。
偶然の再会
そしてここでとても驚いた偶然の再会がありました。ラーメンを食べていたところ、後ろから「あの〜突然ですが●●というイベントとか主催してませんでした?」と声をかけられました。
そのイベントとは僕が10年前に仕事で行っていたイベント名でして、その方はそこで撮影を依頼していたカメラマンさんでした。
何とその方は雲ノ平山荘の撮影で、山荘に来ていたとの事。まさかこの場所で知っている方と再会するとは思ってもみませんでした。ビックリでした。
ここは東京のカフェ?とか思う内装
雲ノ平山荘でビックリしたのは再会だけではありませんでした。個人的に驚いたのはその「内装のすごさ」「オーディオ類の音の良さ」です。
内装につきましては「すごく派手」であるとかそう言った事ではなく、むしろ非常にシンプルでした。でも一つ一つの細かな部分がセンスが良く「いつかこんなところに住んでみたい」と思わせてもらうものでした。
雲ノ平山荘の音の良さ
そして音響、今までに行った山小屋では考えられないのですが、レコードとレコードプレーヤー置かれており、かなり音の良いセッティングがされていました。
僕ともう1人は音楽系の仕事についていた事があるのですが「東京など都心部にあるカフェでもここまでしっかりと音を出すお店はないのでは?」という意見で一致しました。つまり、それくらい音が良いと感じました。
雲ノ平山荘名物「石狩鍋」をいただく
雲ノ平山荘の名物と言えば「石狩鍋」だそうでして、今回の夕食も石狩鍋でした。ぼくたちともう2組とハイカーの方と一緒鍋をつつきました。
登山時は本当にずっと、おなかが空いてしまうタイプなので、おかわりが自由のご飯をいただきつつ鍋を三杯いただきました。
しょうがのお漬物
ご飯と一緒に出していただいた「ダイマツ佃煮しょうが」について、山荘の物販で出されていた物と同じものをいただきました。
物販においては「人気商品」と書かれていたのですが、その名に恥じずめっちゃくちゃおいしかったです。と、言いますかお土産に購入しました。
こちらもご飯と一緒で「おかわりが自由」との事でしたのでご飯と一緒におかわりさせていただきました!ほんとにうますぎて米で太ります。
特別な一夜だったと思う
余談ですが、今回はお客様も少なかった、かつ週末という事で、山荘のスタッフの皆さんもリラックスした感じでした。
ご迷惑がかかるといけないので詳細は省きますが、いろいろとサービス頂いたり、スタッフの方と少しお話しさせていただいたりしました。
一緒に行ったメンバーは大満足で「また来たいね」と、この時点ですでに来年も行きたい!というモードになっておりました。
「 犯人は踊る 」で盛り上がる
今回、もう一つ盛り上がった要因が、この、「犯人は踊る」というカードゲームを持って行った事。
友達に教えていただいたこのカードゲーム。キャンプなどで良くこのゲームで遊んだりするのですが、今回のハイキングに持ち込み、ビールのおつまみとして付いていたピスタチオをかけて戦い、大いに盛り上がりました。
「何時に起きても帰れるよ」の健脚からのアドバイス
そして、ゲームを終了して程なく明日の計画を立て始めました。そこで山荘の方からアドバイスをいただきましたが、僕らが「雲ノ平から折立まで朝5時位に起きて帰る」と伝えると「帰りはほんとに何時に起きても帰れるよ〜」との力強いアドバイスをいただきました(笑)
帰りはやっぱりつらかった
上記のアドバイスをいただき少し出発を遅らせて6時半頃に出発をしました。
天気予報と異なり、だんだんと太陽が見えてきます。雲ノ平で再開したカメラマンさんや、山荘のオーナーさんがカメラを取り出して写真を撮り始めました。
話を聞いたところ、このような日の出方は珍しくもあるとの事。そんな幻想的な風景を見ながら下山を開始しました。
1日目:折立→三角点ベンチ→五光岩ベンチ→太郎平小屋→薬師峠キャンプ場(宿泊)
2日目:薬師峠キャンプ場→太郎平小屋→薬師沢小屋→木道末端→雲ノ平山荘
3日目:雲ノ平山荘→薬師沢小屋→太郎平小屋→五光岩ベンチ→三角点ベンチ→折立←★今回はココ
コースは上記の通り「きた道を戻る」だけだったのですが、やはり僕たちにはつらさのある道でした(笑)。ケガをしないよう、ゆっくりと帰りました。
太郎平小屋のラーメンを食べて帰る
最後に太郎平小屋に到着した際にお昼として、行者にんにくが入った「太郎ラーメン」を食べました。こちらニンニクがキツイのかと思いましたが、そんな事もなくおいしくいただきました。
麺がインスタント感がなく何と言いますか非常に独特な食感がありました。
一度は行ってもらいたい雲ノ平
雲ノ平、今回行ってみて北アルプスの少し違う一面を見ることが出来る場所でした。
北アルプスと言えば「パッキパキの稜線」というイメージが強かったです。しかし、今回のルートと雲ノ平という場所は比較的なだらかな感じでゆっくりと楽しむ事ができました。
そして、「雲ノ平山荘」が個人的には「素晴らしい」の一言でして、絶対にまた行きたい!と思わせてくれた場所でした。
アクセスがなかなか難しい場所ではありますが、北アルプスの別な側面が見えるこの場所、もし行ける機会があればチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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