W.R.Cooker ってしってます?あ、あと L.T.Cookerっていうクッカーも。今回は「TMR industies」というメーカーさんが作り出しているクッカーについてご紹介します。すでに「
この界隈?」では「だいぶ有名」になってきていると思われるこの製品。
では一体、何がどのように有名になりつつあるのか、この製品の特徴はなんなのか? (いやもう見ただけで分かるじゃんというのはナシにして) について今回、私見をたっぷりにご紹介していきたいと思います。
■目次
TMR industies さんの W.R.Cooker を知ったきっかけ




この「 W.R.Cooker 」を知ったのはInstagramだったような気がします。特徴的なのは、ジェットボイルのような「ヒートエクスチェンジャー」が一体になっていること。なんだけどいわゆる「U.L的なたたずまい」なクッカーな見た目。
海外通販やら「Amazonの闇」やらなどを徘徊していましたが、このような形状の製品を見たことがなく、一発で「ほしい」と思った商品でした。
「いつかほしいぜ!」と思っていたら「 山荘 飯島 」さんで発見&即購入



以前「ロンバケなたき火台」を購入した山荘 飯島さんに「アキレス腱も治ったので※ひさびさに遊びに行くかー」とお邪魔した2022年の12月某日。半年ぶりくらいにお邪魔したお店は、ラインナップも様変わりされており、とても新鮮な印象。
商品をいろいろ物色しながらお店の2階、その奥に進んで行くと「あれ…なんか…見たことあるコレ…」と脊髄がうずきます。確認すると「アレや!あのヤバいクッカーや!」とテンションがおかしくなってしまい、即購入したのでした。
そして僕がひそかにファンである「山荘 飯島さんのブログ」にもこちらの製品の紹介がされておりまして、とても面白いので見た方が良いと思います。(他の記事も面白いよ)
※2022年6月に左足のアキレス腱を断裂していました。
▼山荘 飯島さんで「ヤバい焚き火台」を買った話はこちら
スペックに差はないが価格には差がある。だって美しいから。




TMR industies W.R.Cookerともう一つが「L.T.Cooker」という製品。この2つの形で展開されています。「何が違うの?」という点についてなんですけども、ずばり「底面の美しさと価格」の違いになります。「W.R.Cooker」は底面が「うずまき状」になっており、「L.T.Cooker」は「放射状」になっています。
製品ホームページで確認すると、この2つの製品の違いについて「大きな性能の開きはなく、同等の結論になっています」「底部の美しさと精密設計加工を価値としています」と、言い切っておりました。
ただし価格の違いはありまして「L.T.Cooker」が13,200円「W.R.Cooker」が17,500円(※いずれも税込)と「4300円の差」があります。
この「スペックに差はないんだけども価格に差がある」というのは、個人的には「チタンの魔法瓶」を購入した時のような「U.Lっぽい」感じがビリビリとしたのでした。こういうの大好き。
▼チタンの魔法瓶を購入した際の話はこちら
ニヤニヤしてウイスキーでも飲みつつ「ずっと眺めていられる」商品


この製品のあと何が良いかって「ニヤニヤしながら酒でも飲みながら眺めていられる」ということです。購入したその日にウイスキーを飲みながらニヤニヤと眺めて満足していました。早く使いてえ。
「 W.R.Cooker 」のスペック
ここからは商品のスペックについて紹介していきます。といってもかなり「精度が高く作られている商品」という印象でしたので、基本はメーカーさんのホームページなどを参考にしていただきつつ、僕の方では簡単に書いていきたいと思います。
コンセプトは「燃費 対悪天候 頑丈」とのことで、コンディションの悪いハイキングなどでも心強い相棒になってくれそうですね。
冬季を想定して「3度の水350mlで1分30秒」で沸くそうです。めちゃ早いなー
削り出しの加工から「強度もありつつ0.5mmの暑さ」に落ち着かせることに成功したそうです。高さ1mから10回落としても多少の「ゆがみ」だけでおさまったとのこと。個人的に「ザックの外ポケに入れてどこかにぶつける」「そのまま挟んでしまう」みたいな事が多いので、このあたりの不安も解消されたら最高ですね。
W.R.Cooker (Winter Rosette)….73g
L.T.Cooker (Lathe Turning)….78g
W.R.Cooker の見た目や細かな形状について


次にW.R.Cookerの「見た目や形状」についてをご紹介していきます。手持ちの jindaiji mountain worksの「Hillbilly Pot 550」と比べてみると、こちらの方が少し厚く、さらに上から1cmほど外に広がっていました。下からちょうど1cmくらいの所が削られており「ヒートエクスチェンジャー」としての機能が搭載されている形になります。
外側には吸気口的な穴が斜めに入っており、非常にカッコいいです。「ヒートエクスチェンジャーがついたクッカー」は見たことがありますが「ヒートエクスチェンジャーが一体」になっている製品というのはやはり見たことがなく、そそられます。
▼jindaiji mountain worksの「Hillbilly Pot 550」を購入した際の話はこちら
ガス缶のスタッキング
スタッキングについてはガスの110缶が普通に入る感じです。フタはまだありませんのでスタッフサックなど導入して運用していくのが良さそうです。
実際の重さとHillbilly Potとの比較
実際の重さを測ってみましたが72.4gでした。手持ちのアイテムである「Hillbilly Pot」と比較してみましたが以下の写真の通りです。そもそもの容量が異なるので「何となくこんな感じか」というサイズ感が分かってもらえればと思います。




※「Hillbilly Pot」が蓋つきで78.2gは軽いよな…改めてと思いました。
W.R.Cooker でお湯を沸かしてみて
では実際にお湯を沸かしてみました。同じタイミングで出した水350mlをそれぞれ沸騰するまで火にかけてみます。同じ条件にするためにフタはそれぞれなしの状態です。


・Hillbilly Pot 550…1分55秒ほど
・W.R.Cooker…1分31秒ほど
▼Hillbilly Pot 550で沸かしてみました






▼W.R.Cookerで沸かしてみました








▲なんか15秒くらいでちょい変化が


▲40秒くらいで「もう沸きはじめてんなー」って感じ


▲1分すぎてこの直後にグツグツ溢れた感じです
という結果になりました。
アクセサリーも他のメーカーで展開がされている模様




こちらのアイテム「取っ手がない」というU.Lらしいモデルです。Hillbilly Potと同じですね。そのために「手拭いで包む」「持ち手をゴムバンドなどで覆う」などひと工夫が必要です。
LEISMOR ( レイズモア )さんから展開されているアイテム
僕はヒルビリーについてはムーンライトさんのゴムバンド+「結局熱いので手拭い」という形で湧いたあと持つようにしています。
上記のような感じなのでゴムバンドでもいいかなーと思ったりもしたんですが、探していたら LEISMOR ( レイズモア ) さんというメーカーさんがステキな製品をリリースしていました。この記事を書いている時点で在庫はなし!発売日を待つばかりですね。
TMR industies W.R.Cooker (orL.T.Cooker)購入はあり….?


購入はありだと思います。手にとって使ってみるとこの商品のコンセプト「燃費 対悪天候 頑丈」が体現されてあかるな、と改めて感じました。
この「コンセプトってU.L的な考えというか方向性※」にすんなりフィットするんじゃないかなと思ってまして「値段が高め」という点を除いては(でもそれすらしょうがないと思うけど)とても魅力的な商品かと思いました。
※思想とか言い出すとそれっぽくなりすぎるのでなるべく言いたくない
ヒートエクスチェンジャーが一体型で「どんな火器でも対応ができそう」なのがすごくいい
この製品「どんな火器類でも対応ができそう」という点が非常に優れていると思いました。ガスはもちろん、アルストなどと相性が良さそう。コケネンは使いたくないけど、つかえそうではあります。
「早くお湯が沸く」のはそれだけちょい安全にはなる
「早く燃費がよくお湯が沸く」というのは「燃料が長持ちする」という点から長期の縦走などでより安全になるのかな、と思いました。
中華にはここまでのはなさそう
「Amazonの中華製品が好きな僕」なのですが、いろいろディグってもここまでの製品は今のところ、ないんじゃないかと思いました。
ヒートエクスチェンジャーがこういう形で一体になった商品はAmazonでみた事がなく、地味に、でも新しさを感じざるをえませんでした。
国内製造の安心感
そして最後に「普段散々と中華製品を紹介しまくっている」僕ではあるのですが、なんだかんだ「国内製品の安心感」はあると思いました。こちらのメーカーさんの母体は「
有限会社 田村工機」という会社さん。ホームページを拝見するとちゃんと「作り手の顔」「作り手の想い」が見える、コレはやっぱり安心しますよね。
という感じで今回はTMR industies さんの W.R.Cookerという製品をご紹介させていただきました!この記事が皆さんのクッカー選びの参考になれば嬉しいです!それでは!
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