北アルプス に行って来たシリーズ。今回からは縦走2日目についてお送りします。嵐を山小屋で過ごして、そのありがたさを身にしみて感じた僕たち。前日とはうってかわり、晴れからのスタートとなりました。
五色ヶ原山荘で嵐の中一夜を過ごし、いよいよ2日目、五色ヶ原山荘から立山を目指します。
五色ヶ原山荘から立山(雄山)までのコースタイムは昭文社の地図上であると6時間。
立山(雄山)から本日中に雷鳥沢キャンプ場へ行かなくてはならないプランなので、16:00に雷鳥沢キャンプ場着としたら、7時くらいには五色ヶ原山荘を出ておいたほうが安心かな。
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という状況ではあるのですが、朝からまだ雨。空も全然曇っており(しかも雲の流れが超激しい)五色ヶ原山荘の炊事場で朝ごはんを食べながら、何時に出るか検討していました。今日のコースはこんな予定。
五色ヶ原山荘→ザラ峠→獅子岳→龍王岳→一ノ越山荘→立山(雄山)→富士ノ折立→真砂岳(手前で下山)→雷鳥沢キャンプ場
※以前より細かく書いています。
▼2018年に飯豊山にも行ってきましたが、なかなか気持ちのいい北アルプスにも負けない山でした。よければこちらもどうぞ。
■五色ヶ原から一の越山荘までの道のり
天気予報によると、7時くらいからは晴れの予報。五色ヶ原山荘の炊事場から朝ごはんを食べながらみた風景は「ほぼ嵐」という状況で「本当に晴れんのかよ」といういう言葉が二人の脳裏をかすめてましたが、ここはじっと待つことに。
他のお客さんの中で決死の覚悟で外に出て出発する人も出てきたのですが、それでも待つことにしました。
ご飯を食べ終わって食器の片付けをしていると、遠くの空が明るくなり始め、久々に(本当に久々に)朝日が出てきました。これはもう出られるでしょう!ということで、荷物の準備を急いで行い出ることに。
■五色ヶ原山荘〜ザラ峠
結局6:50分頃に五色ヶ原山荘を後にすることになりました。
五色ヶ原山荘からはまずザラ峠まで45分の道のりを、今日は木道を踏み外すことなく、平坦な道を久々の日差しを浴びてウキウキしながら歩いていきます。
ザラ峠までは高低差をあまり感じず、北アルプスの風景を楽しみながら歩けました。ただ、風が強くなり始めており行く先が少し心配ではありました。
話が横道にそれてしまいますが、北アルプスは今回2回目。そんな中五色ヶ原山荘〜ザラ峠の間でついに雷鳥を生みられました。あまりにも可愛いので写真を撮りまくってしまいました。
■ザラ峠〜獅子岳〜竜王岳
ザラ峠に到着し、少し水分補給をおこないました。五色ヶ原からザラ峠に向かう途中、進行方向に
「結構大きな山があるなぁ」
「あれは登りたくないっすねw」
と一緒に行ったJさんと話していたのですが、ザラ峠についたら、その大きな山を登ることが判明。その差約366mで、ちょうど朝日から隠れてしまうようで、風も強く、これはちょっと辛そうな道のりでした。
実際にザラ峠から獅子岳を登り始めると、結構な急坂と、日陰、そして強風が襲ってきて久々に飛ばされるかと思いました。
リュックに山と道のスリーピングマットを縦に外付けしていたのですがこれがモロに風を受けてしまい、力をいれていないと飛ばされそうになってしまうほどでした。
なんとかして獅子岳を登りきり、歩いてきた方向を見直したら、太陽に照らされた五色ヶ原が美しく広がっていました。まるでハイジに出てくる山々のようでした。
■獅子岳〜龍王岳〜一の越山荘
獅子岳からさらに龍王岳を目指します。
昭文社の地図上ではコースタイム2:30。高低差はあまりなさそうでしたが、風が強く引き続き引き締めていかなくてはなりません。途中雪道があったり(万年雪とでもいうのでしょうか…)これぞ北アルプスという道を歩いていきます。
基本アップダウンはそこそこありましたが、対処できる範囲。でも風がずっと強く、龍王岳超えての分岐の広場では一瞬「座って休もうかなぁ〜」とか思いましたが、諦めました。
昭文社の地図では龍王岳を超えての分岐に名前がついていないようでして、この分岐で思わず「道間違えた?」と思ってしまう場面がありました。注意が必要かと思います。
しかし、この広場にある道案内看板をみると、ちゃんと「室堂方面」「一の越方面」に分岐が明示されていたので一安心。一の越山荘方面に向かえました。
そして風が一層強くなってきました。不安を抱えながら立山(雄山)へ向かいます。
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