アキレス腱断裂 についての「日記のような記事」を書いていたのですが、1記事を書いてから「続きます」とかほざいてずっと放置。いい加減にしないとな、と思いまして今回は「完結編」としてお送りさせていただきます。誰も待っていないと思うのですがお待たせしました。
2022年の6月にアキレス腱を断裂。山にもどこにも行けなくなってしまいまして、治療に専念。そんな感じで過ごしていましたが、今回は「オペ後のリハビリ」について書いてみたいと思います。あんまり考えたくはありませんが、皆様が何かでケガをしてしまってリハビリをするなどの際のご参考にしていただけたら嬉しいです。それではどうぞ!
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■目次
オペについての準備
前回はオペ前までの話で終わっていたので、今回はオペについてまず書こうと思います。僕は全身麻酔の手術が今回で四回目でして、ぶっちゃけオペ前の準備については結構慣れておりました。
しかも手術は同じ病院でやっているので「入院前の準備を手配してくれる係の人」も「説明をゴッソリと省略する」感じではありました。でも何回聞いても全身麻酔の説明は、嫌と言うか怖いなって感じです。
オペを終えて、時間の感覚を掴み始める
皆さんも何となく聞いたことがあるかもしれませんざ「全身麻酔は一瞬である」と。ですがこれも4回目ともなると「一瞬の中にも長さを感じる」と言った具合でして、僕が1番長く時間を感じた時はオペ時間が10時間も行かない位でした。
しかし、今回はオペ時間がなんと2時間半。マジで早くて「麻酔から覚めるその一瞬」も最短の感覚。目覚めた瞬間に「コレは…めちゃくちゃ早く終わったのでは?」と思ってしまいました。その予想は当たって、今回は「オペ時間がめちゃくちゃ短い」ので尿管を付けられておらず本当に助かりました。
オペ後2週間が経過して
オペを含め入院の期間は1週間。その後2週間位はギプスで固められており、その後ギプスが取れます。アキレス腱を切った瞬間から「つま先ピーンな状態」でガチガチに固められており、ギプスを外す(というか破壊する)時はかなり緊張しました。
ひさびさに伸ばすアキレス腱
そしてそこから「ひさびさにアキレス腱を動かす」ということをしたのですが、コレがマジで怖い。本当に怖い。切れた時も怖かったけど、この時もマジで怖い。
スキーブーツみたいなのを受け取る
アキレス腱を手術した後は「いきなりアキレス腱をピン!」と伸ばす事はせずに、徐々に伸ばしていきます。ちょうどハイヒールというかパンプスって言うんですかね、あのような女性の「かかとが高い靴」の「かかと部分が仕込まれたスキーブーツ」のような靴を受け取ります。
あれか、シークレットスキーブーツって感じです。
んでこの「仕込まれたかかと部分」については「何枚かのソールが重ねてある」という形になってまして、回復に伴ってこのソールが一枚ずつ減って行きます。そうやって「つま先立ち」の状態から「普通の状態」へと徐々に「かかとの高さ」を変えていきます。
とりあえず松葉杖
んでこの「シークレットスキーブーツ」が配給されたから「すぐに歩けるようになるのか?」と言えばそうでもなく、とりあえず松葉杖の状態が続きます。
マジで足が痛くなる
んでこのブーツ、本当に履き心地が悪くてどのくらい悪いかと言うとリハビリが終わった瞬間に燃えないゴミで捨てる位に調子がわるいです。コレを履いているとマジで悪化するんじゃないかと思いました。
衝撃吸収性ゼロパー
何がそんなに悪いのかというと、全部悪いんですけどざっと上げると
・衝撃吸収性がない
・形が悪く擦れる
・カカトのゴムが痛い
というようなもので、特に衝撃吸収性ですがガチで悪くてそれだけで足が痛くなるので、途中から100きんとかで「衝撃を吸収しそう」なインソールを購入してカスタムをして使ってました。だいぶマシになるのでおすすめです。
もはや懐かしのリハビリ室へ
その昔「左ひざ全十字靱帯断裂および半月板損傷」という大ケガをやらかしてしまった僕。今回もその時と同じ病院に行ってまして、昔と同じリハビリの先生と対面を果たす、という形になったのでした。
まずはアキレス腱まわりをほぐす所から
んでリハビリなんですが「ガッチガチに固まっているアキレス腱とふくらはぎをほぐす」という事と「アキレス腱以外の筋肉の強化」という感じの内容が初期の方針となりました。
オペ後少しずつリハビリがはじまる
そんな感じでだんだんとオペから上に書いた通り「ストレッチやマッサージでアキレス腱の周りをほぐす」「軽い負荷から筋トレ」という感じでリハビリを進めます。
負荷が少ない筋トレは本当に「伸びるゴムをつま先にかけて押す」だったり「タオルを丸めて足の裏で潰す」みたいな、ゆーっくりしたものです。
もうとにかく、ふくらはぎが細くなる
リハビリをやり始めてわかるのが「マジでびっくりするくらいにふくらはぎが細くなる」事です。それと同時にリハビリの主なメニューは「ふくらはぎを太くするため(戻すため)なんだな」という事がわかってきます。
ふくらはぎって「つま先を上げる」「ダッシュする」のにめっちゃ大切な部位だったんだと改めて気づきました。
リハビリの強度が徐々に上がってくる
そんなこんなでオペ後1カ月が過ぎて2カ月に差し掛かるかな〜というタイミングで徐々にリハビリの強度が上がって来ました。
以下に簡単ですが紹介していきます。
ゴムだけじゃなく軽いスクワット
メニューとして増えて来たのが「ふくらはぎへの負荷アップ」という練習です。
ふくらはぎって使えなくなると分かるのですが、歩くのにかなり重要で、弱まると「足を引きづる」みたいな感じになってしまいます。
感覚的には「前に蹴り出す力が弱まる」「階段を下る時に踏ん張れなくなる」「ジャンプできなくなる」みたいな弱まり方をします。
「つま先上げ」が全然上がらない
そんな状態なんで「めちゃくちゃ細くなったふくらはぎ」をどうにかしなくてはならないんですが、リハビリにおいては「再断裂の心配が無くなってくる」のを注意深く見ながらリハビリの強度を上げます。
その中でリハビリ1番の難関が「片足つま先立ち」です。
片足つま先立ちでおおよそ挫折する
リハビリにはいろいろあるのですが、アキレス腱切った時のリハビリで皆さん壁にぶち当たりそうなのが「片足でのつま先立ち」です。
術後一年近くたった僕でもまだふくらはぎの筋力に左右差があるくらいで、筋力の回復が難しくなります。コレが出来ないとリハビリ終了ができないので真剣です。
アキレス腱の伸ばしすぎも良くないらしい
あとリハビリをしていて「マジ?」と思ったのが「アキレス腱の伸ばし過ぎも良く無い」という事でした。お医者さんが言うには伸ばしすぎると伸縮性がなくなり、今度はジャンプなどがし辛くなるそうです。意外。
リハビリ後半で悩まされた傷口の腫れ
あと悩まされたのは「傷口の腫れ」でして、装具や靴のスレにより傷口がめちゃくちゃ腫れてそこから結構痛くなりました。コレが辛かった。先生も「マジ?」って感じであまり無い症状だったみうです。
んで買った傷パッド
いろいろ調べたら「オペ後の傷跡が服と擦れるので腫れる(ケロイドみたくなる)」のはわりとメジャーな症状っぽくそれ専用の傷保護テープがあるようです。このテープを導入してからはかなり症状が改善されて、めっちゃ良くなりました。
▼傷パッドについて書いた記事はこちら
アキレス腱断裂 のリハビリで改めて分かった事
という感じでしたが「アキレス腱断裂日記」激闘の記録については以上です。改めてリハビリして思ったのは「真剣に取り組まないと回復しない」と言う事でして、当たり前なんですけどもリハビリ室の先生や主治医がやれる部分には限界があります。
あとは「本人の頑張りが超重要」と言う事だと、こんな事を改めて思いました。と言う事でこの記事がケガしちゃった皆さんへの参考になれば嬉しいです!それでは!
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