アキレス腱断裂 と聞いてみなさんはどんな想像をしますか?「痛そう」「え、手術とか必要なの?」「アキレス腱って切れるんだ…」といろいろ感想がありそうだと思います…。
今回はまさかまさかの「アキレス腱断裂」を自分がメイクしてしまいまして、そのため「OMMLITEも行けなくなったり」と、いつもと違う夏をすごしています。
そんな中、治療やリハビリを続けるうちに「今まで気づかなかった自分の弱点」についてリハビリの先生を通じて教えていただいたりと、発見がありました。
そこで自分のケガが誰かのケガの防止や、リハビリの参考になればと思いまして今回は記事にしてみました。現在治療中のため今後は何回かに分けてお送りする予定なので、ご覧いただけましたら嬉しいです。
この記事はあくまでも個人の感想です。アキレス腱断裂の治療にあたっては、お医者さんとよく話して治療してください。
■目次
アキレス腱が断裂した瞬間の音がマジで恐怖でしかない件
さて、さっそく「アキレス腱を切った」日について話していこうと思いますが、忘れもしない2022年6月4日の土曜日、場所はいつもバスケットをさせていただいている都内の体育館です。
その日はたしか8名しか集まらずハーフコートで4vs4のスタイルでバスケットをしていました。僕はインサイドというよりかはアウトサイドの方で運動量が多く少しオーバーペースで動いていたような気がします。
そしてその時はやってきたのですが、ハーフコートからパスを出そうとして瞬間「ドカン!ドン!」と「誰かから押された、飛ばされた」という感触がして足が動かなくなってしまいました。
アキレス腱が切れたあと
実は僕の目の前で「アキレス腱を切った」という人をバスケで見たことがありまして、その方も切れた時「後ろからバットで殴られた」とアキレス腱を切ったとき話してくれました。バスケなのに!。なので僕も瞬間的に「あ、これはヤバい」と感じていました。
救急車に乗って救急外来へ
これは病院に行った方がいいのか、それとも病院に行った方がいいのか…判断に迷ったので#7119で電話をしてもらい、判断を仰いだのですが、結果的には救急車で運んでもらうことに。
幸い僕が過去に入院・手術をした病院に運んでもらえることになったので「いつもの病院」で診てもらうことができました。(※あらかじめ「かかりつけの病院がある」と救命士さんにお伝えして診察券を見せたら、手配していただき搬送していただくことができました)
シーネを逆につけられる救急外来
病院での診断は本当に秒で、当直の先生がちょい見てくれた瞬間「あ、アキレス腱切れてますねー」というコメントが返ってきました。ショック。辛い。
んでその日は土曜日。メインの先生はおやすみで、救急外来の先生ばっかり。そこでの判断は「とりあえず今日は応急処置しておくので、月曜日またきて」ということになりました。
シーネという固定具をつけてもらって、松葉杖貸してもらって、そのままバスケ部の先輩たちに居酒屋に連れて行ってもらいまして、痛飲して終わりました。飲まなきゃやってられない。というわけではなく「足が動かないので今後メシ食いに行くのも難儀だろ」というご配慮。ありがてえよ。
ちなみにこのとき「シーネを逆につける」ということをされていたらしく、本当はふくらはぎの裏に付けるところを、スネ側につけられるという処置となっていて、後から同じ病院の整形外科行ったときに「マジかよこれ、救急の●●に文句言っとけ」「コレマジでふざけんなよ」的なリアクションをされて若干面白かったです。
改めて感じる「足が動かない事」の地獄
ここから足を地面につけない(ここから1カ月近く)毎日が始まるわけなんですが、数年ぶりに松葉杖を使った感想は「やっぱりしんどいな」という事。年々重くなる自分の身体の重さもありますが、松葉杖ってそもそもやっぱり辛い。いつも何気なく行ってるスーパーが死ぬほど遠く感じる。というそんな状況です。
アキレス腱再建のオペまで
と、松葉杖の話はこの辺にしておいて、休み明け、改めて病院に行って手術までの話をしました。僕はこの病院でその昔、膝の前十字靭帯の断裂再建手術をしておりまして、今回部署が同じ先生やスタッフの方に再度見てもらう形になりました。
▼入院中に使いやすい道具について書きました
アキレス腱断裂における手術と保存療法
ここでアキレス腱を切ると誰もがぶち当たる分岐点「オペにするか保存療法にするか問題」があります。そもそも「保存療法って何?」って話なのですがそれは「オペをしないで固定して治す」というやり方です。
ぼくは事前に調べたり聞いたりして「手術と保存療法の2通りの治し方がある」ということについて理解はしておりました。そして手術の方が「若干治りが早い」ということを除けば、ほとんど有意差はなく、再断裂してしまう割合もあんまり変わらないそうということについても理解をしておりました。
アキレス腱断裂について手術と保存療法で先生から聞いた実際の話
ここで話はそれますが、病院の先生から「僕個人ははオペでも保存でもどちらも五分五分だと思っているんだけど」と前置きした上で、「それでも自分の周りの先生方が自身のアキレス腱を断裂してしまったときには、保存療法を選ぶ人が多いんだよね」と話していました。
実際のお医者さんの中では「切らないならそれでいいじゃん!」という考えも広がってきているようです。確かに手術のリスクとしては費用や入院の時間、大きいのは感染症についての不安がどうしてもあります。
それでも選んだのは手術
と、ここまで話しておいて僕が選んだのは「手術」でした。それは前に手術をしてくれた先生や、スタッフでの総合的な判断、かつ「スポーツ復帰したいならば、手術の方が再現性が高い」とアドバイスを頂いたからです。
これは僕が10年近くこの病院に通っていたからの判断になるのかな、とは思いますので皆さんも先生とよく話してオペか保存療法かを選んでいただければと思います。まさか30代で4回の全身麻酔による手術を行うとは思わなかったのですが、腹を括って挑むことにしたのでした。
アキレス腱断裂 手術までの期間について
これも先生から聞いたのですが、アキレス腱を切ったときの治療は「早ければ早いほど良い」ということで、めちゃくちゃ早い場合だと「病院に運ばれてすぐオペ」というような場合があるそうです。
僕の場合は「ケガをしてから1週間後にオペ」を行ったのですがこれは結構遅い方らしく、先生に何度か「もうちょっと早くならない?」と聞かれたのでした。どうしても仕事の都合がつかなかったのと、単純にオペを行う先生たちのスケジュールの調整が難しかったので、このタイミングになりました。
先生いわく「3週間以内ならギリギリオッケー」とのことなので、「このタイミングの手術でも問題はない」とお墨付きをいただきました。問題あったら困るんだけどさ、マジでよ。
オペをする先生、そして次回について
また、話を聞いて「なるほどなぁ」とおもったのが「オペをしてくれる先生」についてです。僕は昔膝の前十字靭帯の断裂もやっていて、今回はその先生の所属する整形外科で行ったんですが、前回は「膝の先生」で今回は「足の先生」にやっていただく事となり、一言で「足」と言ってもその部位でオペをしてくれる先生が分かれているんだな、と勉強になりました。
ちなみに膝の先生二人が「いや俺らでも出来なくはないんだけど、ひさびさにやるからね〜まあまあ時間かかんだよね」と言われて、全力で「足の先生でオナシャス!」とお願いをしました。
ということでここまで書いたら文字数が行ってしまいまして、オペ後の話についてはまた続きを書いてみたいと思います!本記事が皆さんの治療の参考になれば幸いです。
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