せいろを登山で使ってみたい…という話なんですが、今年は裏で(何の)「せいろ蒸し」がブームになった年でした。
そんな「せいろ」に出会ったのはYouTubeがオススメしてくる動画がきっかけでした。
奥さんと生活雑貨をYouTubeでDigしてたら飛び込んで来たのが「せいろ蒸しレシピ」でして、コレがきっかけで導入。今年はせいろを結構使ってみていました。
今回はそんな「せいろ」について「登山で運用したらどうなるか?」という事について書いてみました。ちょっと実験的な内容ですが、よろしければご覧ください。
どうでも良いんですけど、せいろ蒸しを調べると必ず「北欧の丁寧な古民家暮らし的な動画」にぶち当たるのは俺だけでしょうか…それではどうぞ!
■目次
登山における「蒸す」について
まず「登山における蒸す」でのパイオニアというか革命を起こしてくれたのが「UL Ski Hiker」さん。
それについては、まずは以下のnoteの投稿を見てください。
ここから「山の調理による蒸すこと」についての興味を持たせてもらった、と言っても過言ではありません。みんなこの時は「ガツンと影響を受けた」とおもいます。
もう少し話すと「登山で蒸す」ということを「選択肢の一つ」から「スタンダードに押し上げてくれた」というのが僕の中の感覚でした。
余談ですがUL Ski Hikerさんの有料のnoteも購入済みなので、本当に参考になります。ものすごく実践的で皆さんにもかなりオススメです。
「サトウのご飯を蒸す」をやってみた
んでUL Ski Hikerさんの技を登山でやってみたんですけども、上記に書いた通りこれが定番になってしまいました。
「UL的なカリカリに軽い感じ」よりは快適さ
個人的にどんどんと、登山における「軽さの追求」みたいな欲求は薄れてきていまして、どちらかというと「どれだけ快適に過ごせるんだい?」というのが重要だと思うようになりました。
それは「二人用のテントを背負って美味しいものも詰め込んで、酒入れまくっても10-12kgに収まるのなら良いかな」という気分。
そんな感じだったのでこのUL Ski Hikerさんの蒸しの方法というのは僕の気分にピッタリなのでした。
そんな時に家にやってきた「せいろブーム」
という事でここまで話した通り「登山におけるせいろと俺」という下地がある状況。そこからさらに、家庭へと「せいろ蒸し機」が導入されたのでした。
20センチの物せいろを購入
せいろについては都内でその勢力をにわかに拡大中の雑貨店である「ゴリラ(VIC)」さんで購入しました。
輸入雑貨やコストコ再販、酒類などなど…「最近ディグる価値がありまくる」お店だと思っています。オススメ。最終的には奥さんと意見を交わして直径20cmの物を入手しました。
せいろの良いところ
「せいろの良いところ」なんっつってマジでひねりの何もない見出しなのですがまず言えるのが「使い方が簡単」ということ。
詳細は無数にある「せいろ説明YouTube」で確認をしていただきましたらと思うのですが、ほんとに楽です。
基本的には「せいろ本体をぬらし、クッキングシートなどを敷いて、食べたい物を載せて蒸す」ただそれだけだったりします。
▼せいろの使い方動画はこの辺
せいろで調理したときに良いと思うところ
せいろの良いな、と思ったのはやはり「放っておいても大丈夫」「ブレが少ない」「食材がそんなに死なない」気がするところです。
「放っておいても大丈夫大丈夫」これは、鍋などにお湯を入れてその上において蒸すので「調理時にある程度放っておいても大丈夫」な感じであるという事です。そのため、仕事中などにセットしてお昼にサクッと食べることができます。
「ブレが少ない」「食材がそんなに死なない」というのはある意味で同じかもしれないのですが、せいろを使うとあまり失敗がなく、食材が本来の味のままというか、ふっくらと仕上がるような気がします。
せいろで調理する際に必要なもの
自宅でせいろを行う時に必要というか「あったら良い物を一応書いておきます。(基本はYouTube調べた方が早め)
せいろシートやクッキングシート
よく中華で天津とか食べると敷いてあるアレです。ただ「冷凍物を蒸して溶けた時に水が垂れるのが嫌だ」という方などはクッキングシートが良いかもしれません。山で運用する時もクッキングシートの方が楽かもね。
せいろを置くお盆的なやつ
コレがあると便利で、どんな鍋でも使いやすくなる、そしてせいろから流れた水分などが鍋の外に落ちません。「コレがあると便利」と書きましたがむしろ「ないとキツい」かもしれないっす。
無印良品のせいろ事情
それと最近は無印良品でもせいろを販売し始めてて、コレがはまたいつも行っても売り切れ。
ただ、なぜかフタとせいろシートだけが売っている時があります。
個人的に無印良品は「めちゃくちゃ好き」ではありますが、せいろに関しては無理をして無印良品で買わなくてもくても良いのかな、と思いました。その理由は以下の通りです。
結構痛むぜ、せいろさん
せいろについては、わりと高温で蒸す。という事を何度も繰り返すので(当たり前か)結構すぐに本体が焦げたりしてきます。
要は「ハードな状態に置かれる事が多い」ので、「消耗品である」というような割り切りで使っていくのも良いのかもしれないと思ったから「無印良品で買わなくても良いかな」と思ったのです。
山で使えそうな「せいろ」を探した
という事で本題の「山で使えそうなせいろ」を探してみたので、ご紹介をさせていただきます。
三鷹の調理に器具屋で見つけた「調法さん」
まず家の近くの調理器具屋さんでみつけたのがコレ「調法さん」というアイテム。これは鍋の中に突っ込んで蒸すタイプでして、こいつを裸で持って行ったんですけども、とりあえず使えました。
足がついてるので、外そうと頑張ってみたんですがネジが死んでいるのか外せず。登山前日バタバタの状態で買ったのでそのまま持っていく事に。
山で調法さんを使う時
調法さんって「構造ってどうなってるのコレ?」って感じでめちゃくちゃ変形するんですけど、今回は筒状にしてクッカーに乗せて、中にクッキングシートなどを敷いて上にも被せて食材を投入。
その後はひたすら蒸すのですが、業務スーパーで購入したパストラミ鴨も蒸せました。なので使えるは使えた感じでした。まぁでもかさばりますね。
中国から輸入した「ミニせいろ」
「でもやっぱりなんか普通のせいろを山で使ってみたくない?」と思い始めて直径10cm位のを探してみたんですけども、スーパーや100均とか探しましたがマジで全然ない。と言う事で得意のAmazonでの中華輸入、やってみました。
届いてみて
案の定しばらくは届かなくて「マジで忘れた時にやってきた」と言うこいつ。よくある黒いビニール袋に雑に入れてやってみました。
体感1ヶ月後くらいでしょうか。その当時はOMMで使いたかったんだけどそれにも間に合わず。
「ミニせいろ」を使ってみた
まぁそんなことは置いておきつつ、使ってみたのでその感想などをお送りします。
結論から言うと「コレはまぁ普通に」使えました。クッカーとのスタッキングをどうするか?竹なのでザックに詰めたら壊れんか?とかまぁいろいろありそうですが「ネットに入れてザックの外に括りつければ良いかな」と思いました。
リアルに登山で何を持っていく?
登山でリアルに持っていくのはまずもってセブンイレブンのシュウマイ系のお惣菜。
あとはガチで芋とか根菜とかも持っていくとバリエーションがあって良いのかなと。あと汁物対策にクッキングシートかアルミホイルは必要ですね。
宴会に良さそう
コレ、なにが良いかと言うと「みんなでワイワイやる宴会とかに良いな」と思いました。根菜やシュウマイ、後はお馴染み業務スーパーの鴨などなど。
野菜をいい感じで蒸してみんなでつつくのがいいかなと思いました。そのまま皿っぽい感じになるのも◯ですね。
ただし、ダメージが心配
せいろでの注意書きに良くあるのは「長い時間を蒸してはダメよ」というのがあって、それは何かと言うと「焦げる」んですよね。火にかけっぱなしはNGという事。
なので調理ごとに軽くせいろ全体を濡らしたほうがいいです。「火にかけっぱなし」と言うのは避けた方が良いと思います。
と、ここまで書いたけども、せいろ蒸し歴がまだまだ薄いので「いやそれはまだ甘い」みたいなことがあれば突っ込んでいただければと思います。
という事で山でつかえそうな「小さなせいろ」は買い?
「万人に受けるわけではなさそうですが、あったら楽しいかもね」というのが結論です。
せいろは「自分でいろいろ楽しみを見つけられそう」なアイテムなのかなと思いました。
皆様の登山での選択肢に「蒸す」の選択肢を加えて見ていただけるとまた広がりがあるかもしれません。
告知、イベントがあるよ!!その名も「移動販売!」
最後に告知!ここまで書いた「山でも使えそう」なせいろ(しかも香港の本場モン)が買えるイベントが12/22(日)に大阪であるから絶対遊びに来てほしい!
詳細はコチラ!
と言う事でみんな大阪でお待ちしておりますよ!
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