コーナープリンティング( CORNER PRINTING )って知ってます?僕はここ数年かなりお世話になっています。この会社(?)組織(?)と言っていいかわからないのですが、しっくり来る言葉を見つけるとすれば「パートナー」でしょうか。
彼らのおかげで確実に僕の「人生が変わった」ので、この一連の流れについて今回は書いてみました。もしかすると、皆さんの参考になるかもしれないと思いご紹介をさせていただきます。
■目次
コーナープリンティング( CORNER PRINTING )は1点から作れる
ある時に知ったコーナープリンティングの存在。知人に教えられたのが数年前。4〜5年位前でしょうか。
その当時「1点からTシャツなどのアイテムを作れる店がある」と聞いて「ホント?」と思っていたのですが、調べてみたらどうやらホントのようでした。
当時は「こんなんで商売が成り立つのか…」と思ってしまったのを覚えています。これは当時の自分の「過去の経験」からそう思ってしまったのですが、その事については後に触れたいと思います。
始めは自分の服を作ろうと思っていた
コーナープリンティング( CORNER PRINTING )さんを利用したキッカケ。それは「自分の着たい服を作りたいから」というのが一つの理由でした。
例えばTシャツについても「シルクスクリーンの版代を含めて5000円以下」とかだったら「変なセレクトショップで中途半端なデザインのクソみたいな服」を買ってしまうよりかは、より「納得が出来る服を持てるんじゃないか?」と思ったのが始まりです。
「1点から作れる事」のメリットとサイクル
そして注文するハードルを下げてくれたのは冒頭にも書いた「1点から作れるという事」です。
当時の僕の経験上、個人が「プリント会社に注文してTシャツを作ること」という事はそれなりにハードルが高い事でした。
1点から作れるとどういう変化が生まれるか
一言で言うと「フィジビリ※からPDCAサイクル※を回せる」という事です。個人でアパレルをやろうとした場合のハードルって行き着くところ「在庫リスクと初期の費用」だと思います。
それを取っ払う(限りなく最小にしてくれる)という事の結果「自分のアイディアを気軽に型にしやすく」なり。以下のサイクルが生まれてくると考えます。
②自分で着てみて周りの反応を得られる
③評判が良いので販売してみる
④細かい意見をさらに製品に反映出来る
…という感じで、上記のようにいろいろなアイテムを作り「評判が良ければ販売してみる」みたいな流れができます。
※あの、上司がよくつかっている言葉。とりあえずグルグルしてるやつ。
昔、別な工場でTシャツを作った時の思い出
「じゃあ昔作った時はどんな感じだったのか?」という事について、コーナープリンティングと比較して書いてみたいと思います。現在僕のストアーズでも出ている「This video has been deleted 」というアイテム。
これは当時、知人に頼んで10枚単位で作ってもらっていました。版代も1万円は超えてたし、そこから加工賃など持っていかれた思い出です。
最小ロットは10枚から…のつらさ
そして立ちはだかったのがその工場では「最小ロットは10枚から」というルール。コレが結構つらくて、知名度の全くない個人で作ったアイディアベースのアイテムなんて「10枚も売れたらめっけもん」というのが当時の現実的なラインでした。
その10枚分のオーダーを取り付けて(時には在庫を抱えて)発注するって言うのは、個人には負担が大きいものでした。
シルクスクリーンの版はすてられていた
そしてとってもつらかったのは「しばらくして、もう一度注文をしようとしたら「版はすでに廃棄されていた」という事。うそーん。
工場などにもよるかなと思うんですけども「しばらく注文がなかった場合は、版を廃棄する」みたいな事があり、僕は無断で廃棄されていました。「一言くらい言えよクソがや」とも思ったし「じゃあ版だけ送れやこの野郎」とも思いました。
今までの工場とコーナープリンティングの決定的な違い
仕事っぽい事を言うとコーナープリンティングは「LTV※」を意識して事業を運営していたのかな、と思います。
一方でそれまでの工場は「その瞬間の売り上げ」だけを意識していたとも思います。「1枚から発注出来る」事をきっかけに「だんだんと年間100枚Tシャツを販売してくれる個人」をコーナープリンティングは育ててくれているように思います。分かんないけど。
何というか「ヤフオク!とメルカリの話」に似ていてメルカリは「今までネットで物を買ったことがない」という層に浸透させ、新たなマーケットを掘り当てたと感じます。
「今までのゲームのルールをひっくり返す」「違う解釈でゲームをやってみる」という事で、新たな可能性を生んでくれた→その事で個人が新たな可能性を持てるようになった。という事は何気なく発注していますけど、大きい話なんじゃないかなぁと思いました。マジで。
たぶん、俺はコーナープリンティングが始まったくらいからお願いしてる(ような気がする)
そして自分の話に戻りますが、コーナープリンティングについてはおそらくサービスが始まった位からずっとお願いしているかもしれません。
自分でも把握しきれていないのですが、制作したアイテム数で言うと数100という単位にのぼるのではと思います。われながら「結構作ったなぁ」という感じ。ここで簡単にコーナープリンティングでの発注についての注意点などを書いておきます。
基本的には「ホームページを見ろ」なんですけども、自分が数年作ってきて思った、注意した方が良さそうな点について書きました。
基本的にメールのやり取り
コーナープリンティングでの発注については「基本的にはメールでのやり取り」です。担当の方も発注ごとに毎回変わるのですが、特に問題がなく進められています。
個人的には時間を奪われる&エビデンスが残らないため電話が好きじゃないので特にストレスはありません。
注意点がまとめられたページはちゃんと見ておこう
「コーナープリンティングで注意した方がいい事」は、だいたいココや各商品ページの下にある「+」マークで「●●について」と書かれた部分にあるので、事前にチェックしておいた方が良いです。
だいたいワナにハマるのは「シルクスクリーンの色変え代」です。ちゃんと見ておいた方が、発注する時に「アレ?マジ?」ってならないようボリュームがありますが、読んでおきましょう。
在庫のチェック
コーナープリンティングさんでボディの在庫が「アリ」となっていても実際に大元のメーカーで「在庫切れ」となっている場合もあります。なので、もし在庫が確認出来るメーカーのボディとかならばチェックをしておいた方が無難かもしれません。
最後に…自分のケースについて
そして最後に「僕の場合コーナープリンティングを通じてどう変化したのか?」について書いてみたいと思います。僕の場合は冒頭に書いていた通り「自分の作りたい物を作り始めた」のがキッカケで、そこから周りに「俺もほしい」と声をかけられて徐々に拡大していきました。
この時「既存のTシャツ工場」でお願いをしていたら多分ここまで拡大しなかったかと思います。
イベントの出店で人生が変わる
その後は明確に「ウエアを作って販売する」という事が生活の一部に入る形で変わってきたのが「イベントでの出店」でした。ここで一気に生産(個人としてはというレベルだけど)して認知度が上がってきたというような流れでした。
ストアーズを立ち上げ受注生産販売を開始
このタイミングでストアーズも立ち上げて「全品受注生産」という形で販売を始めました。「なんで受注生産なの?」という事についてですが、それにはいくつか理由があります。大きくは以下の2点です。
・在庫リスク
→個人で在庫を抱えるのは、結構厳しかったりしますよね。なのでストアーズを立ち上げた時は「一枚から受注生産にしよう」と思いました。
・なるべく届けたい
→「アパレル本業じゃない」僕がウエアを作って販売するという際に「個人でやっているからこそ品切れを無しで届けたい」という思いがありました。
「販売日と数量を決めて売り出す」というやり方もありますが「受注生産で待たせる代わりに確実にお届けする」というやり方をやってみようと思いました。クソ大変だけど。
コーナープリンティングだからできるやり方
あと「個人だからできるやり方」っていうのをずーっとやっているんですけどそれは「カスタムオーダー」です。
なんなら電話して好みを聞いて作ったりしています。これも「個人だからできる」というやり方だし何より「コーナープリンティングだからできた」というやり方だったりします。
コーナープリンティングで人生が変わった件
と題していろいろと書いてみましたが、皆さんもショップを立ち上げる、上げないは別として作ることに興味があれば一度注文してみてはどうでしょうか。アパレルショップで服を買うというのとはまた別な喜びを感じることが出来るかもしれません。
最後にいつも迷惑をかけているコーナープリンティングのスタッフの皆さんのおかげで人生が良い方向に変わっていってます。本当にありがとうございます!この記事がみなさんのMYOGの役に立てば嬉しいです。それではまた!
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