山服会 さんって知っていますか?今年の5月頭くらいにSNS上に突然現れたブランドさん。(ガレージと表現して良いのかわからないのでいったん「ブランド」としています)
その、打ち出されたアイテムやコーディネートが「自分が好きな世界観」と「山の服」が組み合わされていて「見た事がない山の服」となっており、久しぶりに衝撃を受けてしまいました。
この服を見た際、普段はあまり「他のブランドさんの投稿を何も考えずにインスタにシェア」とかしないのですが、今回は思わずそれをしてしまい、その位の興奮をしてしまったという感じです…
今回の記事は後半、今回のアイテムを手に取って思い出した「自分の思い出」ついて、ついついエモくなり「ブワッ」と書いてしまいました…
ですので、半分から先は興味のない方は読まなくてガチで大丈夫です。
メーカー?ブランド?はたまた集団…?なんと表現したら良いか分からない感じで、それがまた好奇心をかきたてられるのですが、そんな山服会さんのアイテムについてご紹介します。
■目次
山服会 さんを知ったキッカケ
山服会 さんを知ったきっかけは「Instagramの投稿」でして、知り合いの方に教えてもらいました。
最初に観たときの印象は「コレは…山の服なのだろうか…?」というもの。
鮮烈なパンクのイメージ
公式のInstagramを見てもらえれば分かるのですがとにかく最初の印象がすごくて。
パッと見ると僕の時代で言うと「高円寺の20000Vとかのライブハウスにいそうなバンドの方」って分かります?そんな感じの方が「あれ…ハイパーライトを背負ってる…?うそ…」みたいな感じのコーディネートでシンプルに衝撃を受けてしまいました。
しかもアイテムの販売方法も「歩き売り(えっ…行商…?)」という事で「全てが他の山のブランドさんとかなり違うなぁ」という印象がとても強かったのです。
そもそもどんなブランドなの?
山岳制服振興会 というのが正式なブランド名だそうで、上出遼平さんという映像ディレクターの方とそのご友人で立ち上げたブランドだそうです。
僕が情弱なのですが上出遼平さんは、そのお仕事(ハイパーハードボイルドグルメリポートなど)を通じて知っていたのですが、山が好きであるという事などは全く知らずに、点と点が結びついてしまったような気がしました。
ちなみに上出遼平さんの書かれた「ありえない仕事術正しい“正義”の使い方」という本をまさに今読んでいるのですがめちゃくちゃ面白いです。
とにかく興奮してしまった世界観
アイテムに関しても、パンクの人が良く着用している「しり当て」などもあって世界観が徹底しているなぁと思ってしまった次第です。シンプルでカッコいい。
なんとか「フリースT」購入することが出来たのでご紹介
んで僕はなんとかフリースTをゲットすることが出来ましたので、このアイテムについてを書いていきたいと思います。
サイズはワンサイズでゆったりめ
この半袖フリースはパターンが「ガーゼシャツが大きくなった感じ」がするシルエットなんですよね。ここもめっちゃ僕にとってツボでした。
ちょっとゆったり目でワンサイズというのが良くて、着てみたら一発で気に入りました。重さを計測してみると353g。
タグはなしでサイドのレザーが恐らくブランドタグ的な感じ
ブランドのタグはなくてサイドの裾部分にレザータグがあります。ULのアウトドアブランドでレザーを組み合わせた感じだと「363equipment」さんであったなぁ…とか思うんですけども、改めてみると新鮮です。
着てみた感想
さて、着てみたらどうなのか?ってハナシなんですけども、その辺の感想をつらつらと書いて行きたいと思います。いつもよりさらに「主観が多め」なんで許してください。
単純に気持ちがいい
これ「見た目とか世界観に持っていかれがち」ですけども素材がなんか良いと思いました。実際に着てみると「このフリース超きもちいい」って感じがします。
「深い眠りで爆睡した朝方の冷たいタオルケット」のように優しく包み込んでくれました。だいたいフリースってゴワつくイメージがあるんですけど滑らか。何なの?このまま寝そうなんだけど。
シンプルに行動中のアウター/インナーに良さそう
汗かきな僕にとっては「半袖かつ、ゆったりとしたシルエット」というのがいい感じでして、行動中に着やすそうだと思いました。
もちろん停滞中でもOKですし、ポーラテックアルファダイレクトのアレを下に着て合わせればなんとなく「バンドTシャツにサーマルを合わせた感じ」になりそうで、それはそれで良いなと思いました。
普段着として
逆にこれを普段着で着ようとするとなかなか難しいと言うか「インナーでもありアウターでもありTシャツでもある」と言うところがありました。
まさに、着るタイミングが絶妙に分からない「パンクさ」を感じ(俺だけ?)ました。※地上では「半袖のアウター」として普段は着る事にしました。
山服会 さんで思い出した上京と音楽変遷
山服会さんのアイテムというか世界観に触れた際に何でこんなにも興奮したかと言えば、それはシンプルにいわゆるパンクの世界に少なからず影響を受けてきたからです。
そんな自分にとって少なからず影響を与えてくれたパンクの世界観を持った山のブランドが誕生したというのは、僕にとっては興奮するものでした。
という事で以下はもう読まなくて良いんですが今回この服を購入させていただき改めて「あぁ昔はこんな服を着てたなぁ…」とか「こんな音楽を聴いてたなぁ」という事について書いていきたいと思います。
ちなみに「パンクとはどのような背景や意味合いを持つ音楽だったのか」というようなことが「奇奇怪怪」さんで俺みたいにパンクにそこまで詳しくない人間にも分かりやすく語られていてマジで面白かったです。
という事で後半は「いろいろ思い出しちゃった事」についてただ書いたので飛ばして良いからな!
モッズとパンクとスカの美容室
僕がパンクと言うか、ロック全般に出会ったきっかけは、中学生の時に通っていた美容室の影響がめちゃデカく、そこでおおよその音楽のジャンルを体験させて頂いたからだと思います。
その当時は仙台に住んでいたのですが、地元でもある意味で有名な美容室で、僕を担当してくれていて今でも髪をたまに切ってくれるその方はスカ担当で、レピッシュ推し。なんならツアーの打ち上げに紛れ込ませてくれたりもしました。中学生の僕を。
店長さんやほかの美容師さんもパンクやニューウェーブに傾倒していて、いろいろなジャンルの音楽を勉強させていただきました。
ファッションもヴィヴィアンや当時アントワープのブランドが流行ってたんで、その辺のブランドや、特徴的だったのがそこにめちゃくちゃ古着を混ぜていて、かなり刺激をもらいました。
そんな感じで中学高校はめちゃくちゃいろいろなジャンルを聴く
そんな感じで音楽としては所謂J-POP的なものは当時あまり詳しくなく、TSUTAYA的な所で海外や日本のよく分からないアーティストなどを掘りまくっていた感じです。
パンクだったらマイナー・スレットが地元(幸町)で流行っていて良く聞いていた思い出。なんか「ヤンキー的な方向に行かないけど、オシャレで悪い先輩はみんなパンクに行ってた」という記憶があります。みんなファッションがぐちゃぐちゃだった。
アンダーカバーのものの考え方
俺は高校で聴く音楽はほぼテクノになったんですが、服はアンダーカバーがめちゃくちゃ好きで、そもそもパンクって何なん?みたいな事とか考え方的なものを服を通じて学んだ気がしています。
特にパリコレデビューやその前などのコンセプトとアウトプットのバランスを取った考え方みたいなところに凄く影響を受けた気がして「格好としてのパンク」だけじゃない何かを感じていました。
テクノとパンクについて
そんな時に中3の時か高校一年の時に田中フミヤさんのアルバムリリースパーティーがありまして、その時は仙台のめちゃくちゃ小さな箱で、ぶっちゃけ一戸建ての地下の駐車場に毛が生えたくらいの空間で、朝までのパーティだったのですが衝撃をうけました。そんでフミヤさんが大好きなのですが。
後から知ったら「田中フミヤさんもパンクバントをもともとやってた」みたいな話を聞いて「ああなるほど」と思ってしまったのは思い出。あとラフィンノーズのYOJIさんとか。
ここまで書いて思った事
という感じでここまで「なぜ山服会さんの服にグッときてしまったのか?」ということについてと「それによって思い出してしまった音楽などの記憶」とともに書かせてもらいました。
なんというかUL、ウルトラライトハイキングも現状のスタイルからの新しい提案というか、他の道の提案というような側面もあるので、もしかするとパンクの人や新しいものに対して柔軟な感性を持っている人はやはり、ハマりやすいのかな?と考えてしまいました。
だから僕にとって「山服会」さんの服はグッと来てしまった
という感じで僕らの世代ならば少なからずグッと来てしまう「山服会」さんのアイテムをご紹介させていただきました。
半分思い出語りですみません。が「自分のルーツに近い世界」がさらに自分の大好きな登山のウエアなどに反映されていたとしたらめちゃくちゃ興奮しません?
もちろん野外活動では安全な事は前提としてありますが、こんな感じで「テンションが上がる」アイテムを身につける事でより楽しく自然の中で活動ができるなと今回思いました。
今回はそんな話を、一つのアイテムを通じて書かせていただきました。皆さんのアイテム選びの参考になればうれしいです!
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