Carton Studioさんの「cappy」という今回は「少し変わった」アイテムをご紹介します。
UL(ウルトラライト)ギアって「アウトドアギア」だけじゃなく「生活雑貨などから何が使えるものはないかな?」とか見るのも楽しいじゃないですか。
僕も相変わらず、毎晩のように「なんか変でイケてるのないかなー」って、ネットの海をパトロールしてたわけなんですが、チタンとかダイニーマとか、そういうハイスペックなやつも大好きなんですけど、今回で見つけたものはちょっと毛色が違いました。
確か「美術館のお土産」とか漁り始めたその先に見つけた小さなリング。「ん? なんだこれ?」と思ってクリックしたら、これがもう速攻でクリックしてました。

これ、何に使うかわかります?「ペットボトルのキャップを2つ連結して、携帯用のピルケースにしちゃう」ためのパーツなんですね。


つまりこれ、本体は「手元にあるキャップ」……言い方を変えれば「本来なら捨てるはずのもの」なんです。
素材そのものを買うんじゃなくて「あるものを活かすためのジョイント」だけを買う。「うわ、この発想なんかULっぽい?」とか思ったり、それとある「懐かしさ」も感じました。
最新素材でもないし、有名ブランドの新作でもない。ただの小さい、プラスチックのリング。
商品名は「cappy(たぶんキャッピー)」作ってるのは、さまざまな段ボールを拾って財布にしているアーティスト、Carton Studioの島津冬樹さん。
いつものギア掘りの途中で、思わぬ宝物を掘り当てちゃった気分。UL好きの心にもグサッと刺さった、この小さなプロダクトについて語らせてください。
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■目次
Carton Studio / cappy とは? 仕組みと魅力を解説




コンビニやスーパーが「ギアショップ」に変わる。まず、この「cappy」の仕組みは超シンプル。
両側にネジ山がついてるリングに、手持ちのペットボトルのキャップを2つ、ギュッとねじ込むだけ。
すると、長めのマカロンみたいな形の超小型ケースが爆誕するわけです。
ただそれだけ。
だけど、この「ただそれだけ」が深いかなぁと思いました。普通のギアって「店で選ぶ」のが基本。
でもcappyの本体(キャップ)は、コンビニのドリンクコーナーとか、旅先のローカルスーパーにあるわけです。なので「普段の生活でちょっとキャップをディグる」という喜びが生まれてきます。
見たことない水の青いキャップとか、限定コーラの赤いキャップとか。それらを見つけて、「キャップ欲しさにドリンクを買う」なんていう、僕が得意とする本末転倒な買い物が始まっちゃうわけです。
開発者の島津冬樹さんも、捨てられた段ボールを財布に変えるアーティスト。「不要なもの(それに近しいもの)に価値を見出す」って視点は、やっぱり面白いですよね。(昔、山パンの袋で何か作ったり、IKEAの袋で工作したりしたのを思い出しました)
Carton Studioのcrappyが届いた


注文後2日くらいでcrappyが届いて来たんですけどもまずはジャケットがいい感じ。Carton Studioのアイテム達の雰囲気がプンプンです。
開けてみてみたらさらにパッケージが入っていて1つずつに「ガチャガチャ(ガシャポン)」の説明書のような紙がついていました。


ガチャガチャと違うのは説明書にナンバリングが振ってあることです。この辺りは「既製品」と言うよりかは「作品」に近いのかな、と思いました。
Carton Studioの他のアイテムも気になる
代表作のダンボール財布以外にも「Tabottle2」というアイテムも気になりました。
こちらはペットボトルがテーブルになるようなアイテム。コレもキャンプなどでサラッと使ったら楽しそう。
Carton Studioさんの cappyから40代には懐かしすぎる「FINAL HOME」のDNAを勝手に感じてる。
都市型サバイバルとアップサイクル。このプロダクトを見た時、僕の脳裏にあのブランドがフラッシュバックしました。
ファッション好きならピンとくるかもしれない。津村耕佑さんが手掛けた『FINAL HOME(ファイナルホーム)』です。スマートメンノンに良く出てたやつ!
全身ジッパーだらけのナイロンコート「HOME1」。
あれって、「寒ければ隙間に新聞紙を詰め込めばいい」っていう、究極の「都市型サバイバルウェア」だったじゃないですか。
災害時やホームレス状態になっても、身の回りにある「ゴミ(新聞紙)」を「機能(断熱材)」に変えて生き延びる。
このcappyにも、サバイバル文脈とはちょっと違うかもですが、それと同じ「自分の工夫の余地」が流れてる気がしました。高いお金を出して完璧なスペックを買うのももちろん素晴らしいけど、「あるもので何とかする(工夫する)」っていうスタンスも、愛着が湧く気がします。
開発者の島津冬樹さんも、捨てられた段ボールを財布に変えるアーティスト。「不要(それに近しいもの)なものに価値を見出す」ってのは楽しいですよね。
【使用感レビュー】サイズや容量、対応するキャップは?
シンデレラフィットを探す旅(対応サイズについて)で、実際に使ってみた感想なんですけど。
公式サイトには「27mm-28mm口径(ペットボトル口径24mm)に対応」って書いてありました。でも全部のキャップがハマるわけじゃなく軽い沼(笑)。
日本のメーカーのは大体いけるけど、たまに海外っぽいのでネジ山が合わないやつがいる。「お、このデザインいいじゃん!」と思ったキャップが、微妙にハマらなかった時の悔しさが地味にあります。でも試行錯誤のプロセス自体が、遊びとして楽しいっす。
容量はどのくらい? 何を入れるか問題
完成したケースに実際に何が入るか検証してみました。
- 常備薬: 俺の薬パケ込みで6錠。※俺には飲まなくてはならない薬がある。
- サプリメント: すごいでかいマルチビタミンのカプセルなど大きめな粒は1〜2個で限界。
- 塩・スパイス: 入るけど洗うの面倒くさそう。
- 500円玉: 残念ながら入りませんでした。
機能だけで言ったら、ぶっちゃけ100均のケースの方が優秀かもしれないですが、でも、サコッシュからこの「自作ケース」を取り出して、「あ、これ? 台湾の路地裏で買った怪しいお茶のキャップなんすよねー」って語れるなら良いと思います。(この前台湾行きました)
組み合わせの美学…のcappyセットアップ例
と言う事で僕がやってみたカスタム例をご紹介します!今回は二つ購入したんですけども、こんな感じで色の組み合わせだけで使ってみました。








Carton Studioのcappyは、大人のための小さな「図画工作」


本体が1650円(税込)ペットボトルのキャップ代は実質タダ。それでいて、ここまで遊べて、ちょっと人に話したくなるアイテムって、なんかいいですよね。
スーパーの棚を眺めながら「このキャップの色、あのギアに合うかも…」なんて想像して、数百円のドリンクを買う時間も含めて楽しめそうです。
FINAL HOMEが新聞紙をダウンに変えたように、キャップを小さなギアに変えてみる。
「既製品を買うだけじゃなくて、自分でちょっと手を加えてみる」そんなメッセージを、この小さなプラスチックのパーツから受け取った気がします。
さあ、皆さんもまずはコンビニへ。
棚に並ぶ「飲み物」じゃなくて、「キャップの色とフォント」を眺めてみてください。
今まで見えてなかった新しい世界が、ちょっとだけ広がってるかもしれません。
あ、ちなみに。
キャップ欲しさに飲みたくもないド派手なエナドリを買って、味に後悔するとかもありそうなんで、そこだけは気をつけていきたいですねw
【Item Data】
Carton Studio / cappy
- 用途: ピルケース、小物入れ
- 対応口径: 27mm-28mm(ペットボトル口径24mm)に対応
- 価格: 1650円(税込)
- URL: Carton Store




















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